Blogaomu

WEBアプリケーション開発とその周辺のメモをゆるふわに書いていきます。

The GitHub poweredby Agile渋谷 に参加してきたよ

2012/6/23に銀座のリクルート メディアテクノロジーラボで開催されたGitHubの勉強会に参加してきました。開発現場でGitHubをどう使ってるの?というお話がメインでした。
The GitHub poweredby Agile渋谷 : ATND

Talksのメモ

@shio1997さん 「自動テストのすすめ」

  • 休憩時間に突然LTやってくださいました。
  • 手動テストは100%ということはない
  • QAテストに導入するとなると、厳しいんじゃないか?
    →自動テストは品質を保証するものではない

@tfmagicianさん 「Pythonとgit hubとベンチャー企業の上手な付き合い方

  • ブランチはA successful Git branching model » nvie.comを利用している。
  • プロジェクト管理ツールとしてもgithubを使っている。
    →バグや課題を見つけた場合にIssuesに投稿する。
  • Wikiの活用。
    →プロジェクトWikiでは、プロジェクトの準備方法・デバッグ方法を載せている。
    →社内Wikiでは、Appleへのアプリ申請方法や開発環境のセットアップ方法といった社内の技術情報をまとめている。
  • Commitページのコード差分をコードレビューに使用
    →コード差分にコメントが書ける。(@TAKAyuki_atkwsk:これは便利だなあ)
  • ベンチャーにはお金も人出も足りないので、苦肉の策としてGitHubカンパニープラン + Gitoliteで運用中

@kunitooさん 「とあるプロジェクトのGitHub

  • 受託開発を行うプロジェクトでのGitHubの役割・活用方法について
  • (@TAKAyuki_atkwsk:pivotalって初めて聞いたのですが、Pivotal Tracker – Simple, Agile Project Management Software & Team Collaborationのことで合ってる?)
  • Pull Requestを送ってコードレビューを行う
  • コードレビューが終了したらMerge Pull Requestを行って、トピックブランチを削除
  • Pull Requestが溜まってくるので、朝会でコードレビューの担当者を決める
  • バイナリファイルはdiffできない・・・
  • レビューコメントに絵文字を使って楽しく
  • プロジェクト外の人からもコメントをもらったりするようになった
    →手元にソースコードを持ってくる必要がないため、気になった時に読めるようになった

@suginoyさん 「参加のSOCIAL CODING

  • Railsのバグを発見、修正しPull Requestを送ってマージされたお話
  • GitHubのコメントは後で修正できる
  • Pull Requestを送ったらコメントを待つ
    →時差やら休日の関係
  • テストコードがないとPull Requestが無視されがち
    →(@TAKAyuki_atkwsk:テストコードは大事だなあ)
  • Rails Contributorsに載った!
  • git logに出てこない人もcommitに参加しているよ(オンライン/オフラインで)

@HIROCASTERさん 「The GitHub

  • WEB+DB PRESS vol.69で詳解GitHubという特集を執筆した!
  • GitHubは世界標準ですよ!
  • みなさんにぜひPull Requestを送ってもらいたい!
    →(@TAKAyuki_atkwsk:勉強会帰りに本屋に寄って買ってきました。実際にPull Requestを送ってみた様子は次のエントリーで。)

@koichirooさん 「GitHubのEnterpriseとはいったいなんだったのか

  • GREEGitHub:Enterpriseを導入したお話
  • 2010年代に入って技術の流れはconsumer→commodity
    →コンシューマーからの技術の採用を検討できない会社は振り落とされる
    オープンソース開発で良いとされるメソッドの導入
  • GREEの採用しているSCM:svn(2004〜)→git(2010〜)→github(2012〜)
  • GitHub:Enterpriseとは?
    →会社内のイントラネットGitHubを設置できる
    仮想マシンGitHubの機能をまるまる設置
    →自分たちで運用する必要がある
  • お値段 $5000 / year(20user単位)
  • 社内に設置することでソーシャルじゃなくなるというデメリットもある
  • プロジェクトの開始から開発、リリース、運用といった開発のライフサイクル全体で使える準備が必要
  • 1.5monthで全サービスを移行した!

@ikikkoさん 「Gitホスティングサイトの気になる中身 ~ Backlog+Git編 ~」

  • Backlogにgitホスティング機能が搭載される予定!
  • GitHubとの比較
    →日本語をフルサポート
    →初心者向けドキュメントも充実
    →無料でクローズドなプロジェクトを立てられる
  • ドキュメントのreviewer募集中

@ffu_さん 「AimingのGitHubを使った開発フロー

  • コードレビューをしっかりする文化
    →元々はgerritを使っていたが、GitHubも使うようになった
    →主にレビュー用としてGitHubを使っている
  • Fork A Repo · github:helpに沿った運用
  • fork式/本体ブランチ式 どっちがいい?
    →@ffu_さんはfork式がいいと思っているそうです。
  • レビューコメントは@でメンションできる
  • 絵文字を使ってお願い感を出すw
  • コードを見て欲しい人にPull RequestのURLを送りつけてコメントを貰う
  • 結果的にコミュニケーションが増えて知識の共有が進む
  • READMEを書いておくと便利 インストールやビルドの方法を書いておくとよい

@joker1007さん 「VCSクエスト

  • 休憩時間に突然LTやってくださいました。
  • SubversionからGitへそしてGitHubへ置き換えるお話
  • なんでgitがいいの?
    →歴史改変、並行開発力
  • git-svnsvnからgitリポジトリを作る
  • git filter-branch 最強の黒魔術w

感想

この勉強会に参加する前は、GitHubは単にgitリポジトリホスティングサイト+いろんなコードが見れるサイトっていう認識だったのですが、普段から開発現場でGitHubを使っている人たちの話を聞いた後ではその印象はガラリと変わりました。チーム内のコミュニケーションが活性化する、その結果良いプロダクトが生まれる、もうちょっと範囲を広げればコミュニティへの貢献が今まで以上にやりやすくなっている、っていうことが分かりました。GitHubに備わっているPull RequestやIssuesといった機能がソーシャル化を加速させているんだなあ。GitHubアカウントを持っているけどあまり使って来なかったので、ソースコードをどんどん上げていこうと思います。

主催の@HIROCASTERさん、#Agile渋谷のみなさんありがとうございました!!