Blogaomu

WEBアプリケーション開発とその周辺のメモをゆるふわに書いていきます。

私の親戚がお世話になっているお坊さんからこんな話を聞いたことがある。「雨は本来『恵みの雨』なんですよ。」これは私の祖母が火葬されるときに聞いたのだけど、そのときの天気は雨。こんなときに雨だなんて悲しい、せめて晴れ間がちょっとだけでもあれば、ということを参列していた人がボソッと言ったのをお坊さんが聞いたのだろう。

そんな今日も雨が降ったり止んだりな薄暗い天気。ふと前述の言葉を思い出した。友人はなんだか最期まで私達に幸せをもたらしてるような気がした。思い返してみれば、表情がとても豊かで(特に笑顔が多かったけど)繊細な心を持つ人だったなあ。喋っていると笑顔のおかげでいつのまにか自分が元気になっている、そんな印象。大学卒業して以来ほとんど会っていなかったのだけど、Facebookでは繋がっていたので近況は知ることができた。公私共に輝いている暮らしを送っているんだなあ、と羨ましくもありながら応援する気持ちでウォールの投稿を眺めていた。

自分は周りに幸せをもたらすなんていうのは柄でもないし、笑顔が素敵だなんていう自覚もないけど、自分が作るプロダクトや文章、振る舞いなどで少しでも周りの人がクスっと笑ってくれたり幸せな気分になってもらえたらいいよね。友人のことを思い返してみてそう思ったのだ。

花を手向けに行くことができなかったので、代わりと言っては憚られるかもしれないけどもこのエントリーを捧げたいと思う。

心からご冥福をお祈りいたします。