2012年4月8日、Jリーグ 川崎-FC東京@等々力競技場 を観てきました。
今回はゼリーさん(@yusuke0703)と一緒に観戦しました。
結果は0-1でFC東京の勝利。後半42分にCKから森重のゴールで試合が決まりました。
今シーズン初めての現地観戦、しかも2年ぶりの多摩川クラシコということでかなりテンションが上がっていました。めまぐるしく変わる試合展開、泥臭いプレー、クラシコらしいかなりエキサイティングな試合内容でしたが、最終的には川崎が負けたので正直テンションは下がってます・・・。
そう言ってるだけでは次に繋がらないので、試合を振り返ってみます。
前半はFC東京ペース
2012シーズン始まってからFC東京の試合をテレビで見ることがあったのですが、華麗なパスサッカーに見られるようにチームとしての完成度が高いなという印象を持っていました。前半開始直後からFC東京がボールを支配していました。川崎がボールを奪って展開しようとしても、FC東京の高い位置からのプレスが効いていてなかなか攻撃のリズムが作れないというシーンが多かったように思います。
FC東京のルーカスの上手さ・強さというのが改めて分かりました。ポストプレーでボールをキープする力もあるし、自分で突破する力もあるというのはかなり脅威に感じました。あとはサイドからの突破も怖い攻撃パターンです。
一方川崎は前半35分ころから徐々に攻撃の時間が多くなってきました。憲剛を起点にしてでチャンスを作るシーンというのがだんだん見られてきました。しかし両チーム共にシュートを決めきれず0-0で前半を終えました。
後半はFC東京一人少ない展開に・・・
後半に入ってすぐに長谷川アーリアジャスールにこの日2枚目のイエローカードが出て退場。FC東京は10人で残り40分近くを戦うことになりました。数的優勢を生かして川崎は攻めますが、権田のファインセーブもありなかなか得点することができません。後半30分から選手交代をしますが展開は変わりません。
後半42分、ついに試合が動きます。FC東京がボールを奪ってから早い展開で高橋のミドルシュート、これはキーパーが弾きますが、その後のコーナーキックから森重がヘディングで合わせてゴール。ついにFC東京が先制。FC東京サポーターの盛り上がり具合が半端ありませんでした。このあとも川崎はチャンスを作りますが決めきれず試合終了。川崎は後半から小松塁・山瀬を投入していい動きをしていましたが、投入するタイミングが遅かったなあという印象でした。
さいごに
全体的な印象としてはFC東京のパスサッカーと豊富な運動量というのが際立った試合でした。前半の圧倒的なボール支配率、一人少ない状況でも繋いでチャンスを作るサッカーというのを間近に見て、強いチームだなあと感じました。それと個人の力が上回っていたなと感じました。一つ一つのプレーの丁寧さ、特にトラップやパスそして1対1の強さ・仕掛ける姿勢というのが川崎を上回っているように見えました。
それに対して川崎は、ボールを奪ってからの早い攻撃がありましたが最後に決めきれないシーンが何度もありました。後半に入ってサイドチェンジを多用するなど横への展開が見られましたが、縦に突破する動きが比較的少なかった気がします。山瀬の切り裂くようなドリブルが早い時間から見られたら試合展開も変わったのかなと思います。
味スタでの次回クラシコも熱い試合を見せてほしいです。